ホームページ | Pirikaで化学 | ブログ | 業務リスト | お問い合わせ |
Pirikaで化学トップ | 情報化学+教育 | HSP | 化学全般 |
情報化学+教育トップ | 情報化学 | MAGICIAN | MOOC | プログラミング |
MAGICIANトップ | MAGICIAN-Jr. | MAGICIAN-講義 | 過去の資料 |
MAGICIANとは、材料ゲノム(Materials Genome)、材料情報学(Materials Informatics)、情報化学(Chemo-Informatics)とネットワーク(Networks)を結びつけて(Associate)いかれる人材です。
2021.9.18
マイクロ波(MW)による加熱に関しては、これまでにもpirikaのwebページで紹介してきました。
* どのような構造の化合物がMWでどのくらい加熱されるか? 鈴木カップリング反応への応用(2010.2.26)。
* さらにポリ乳酸製造プロセスへのMW利用に応用(2012.1.12)。
* ニトリル化合物のマイクロ波昇温性能。炭素繊維の製造プロセス。(2018.11.27)
こうしたテーマがあったときに、MAGICIAN的にはどのようにアプローチするのかを解説しましょう。
1番目の人柱は自分だったりして。。
|
YMB(山本自作の識別子発生ソフト)を使って識別子を作成する部分やYSB(山本自作の解析ソフト)予測式を作成するプログラムはパブリック・ドメインには置いてありません。 人柱は終了しました。 企業の人は、有償ソフト、HSPiPに搭載されているYMBを使ってください。 |
従来のサイエンスでは、「マイクロ波(MW)による加熱」に対して様々な理論式などを構築して理解を深めていきます。例えば誘電損失とマイクロ波の吸収には高い相関があるとか書籍には記載されています。 では、乳酸の誘電損失は誰かが測定してくれているのか?という問題が残ります。 データ駆動型(データ・ドリブン)の研究をとる場合には、同じように比較できるデータを収集します。 |
データ・ドンブリでどうぞ!お代はどんぶり勘定でね。
|
MWで加速された反応が数多く発表されています。
そうした基質の誘電損失、誘電率、ダイポールモーメント、tanδなどの値(温度依存込みで)が事前にわかっているなら、ビッグデータが手に入るので話は楽です。しかし、それはほとんど無い物ねだりになります。
私は、もう、かれこれ20年前にどのようにやってきたのか、無機物なども含めて紹介しましょう。
こんな識別子使ってみようかな!
|
これは、大きく分けて、有機物が対象か無機物が対象かで方法が大きく異なります。 有機物の場合、YMBのような熱力学物性値やRDKitのようなトポロジー的な情報を使うか、分子軌道計算結果を使うことが多いようです。 無機物の場合は、アメリカのマテリアルズ・ゲノム・イニシアティブの検討などを見ても、分子軌道計算がほとんどのようです。 |
Pirikaはどの組織にも属さない個人のページですので、高品質な分子軌道計算ができるようなマシンは持ち合わせていません。逆に言えば、pirikaでやっているようなやり方でしたら、どんな弱小Gr.でも始めることができるでしょう。
最近のMIでは、データ解析は、Pythonなどを使ったPLS解析、ニューラルネットワーク法解析などが多いようです。
pirikaでは主にJavaScript(時々JAVA, C#)を使った解析を行います。
解析は、その2の識別子、記述子(Descriptor)の数やデータ数次第な所があります。
元々、ビッグ・データが期待できない事が多いので、ディープ・ラーニングなどは採用しません。
私が誰だかもう学んだ?
|
人間を動物と誤認識すると世間がうるさいのですよ。
|
有機物に関しては、YMBやRDKitなどで解析できる分子構造であれば、MWでどのくらい昇温するかを予測することが可能になりました。 無機物に関しても、元素単体はほぼ全て、酸化物や塩化物は一部計算できるようになりました。 このような事ができるとどのような事に使えるのでしょうか? |
良いものができたら特許を出しましょう。AIは発明者にはなれません!
|
分子を描くとその予測値を返すWebアプリを簡単に作成して情報発信する事ができます。
これは、JSMEで分子を描き、RDKitの識別子を使って、1分間MWを照射した時の到達温度予測式(その3で作成)を返すWebアプリです。
自分で予測式を作成してしまえば、5分もあれば、このようなWebアプリを作る事ができます。
場合によってはYMBでプログラミングの基礎を学ぶ必要があるかもしれません。
データ駆動型の研究というと、どの識別子を使うか、結果オーライでやっているようにも見えます。 最後に、MI的な方法で、温度や周波数依存性を考えてみましょう。 |
MAGICIAN養成講座を受けていれば簡単!
|
あまりフィードバックがあったことはないのですが、もしあったら、それにお答えするページを作ろうと思います。
理事長は、大学でのリカレント教育で、社会人にこうした講義を聞かせるのは必要だとか言っていました。pirikaで学ぶなら好きな時間に学べるので、わざわざ大学でやる必要もないと思いますが。ご意見をください。
pirikaのブログのコメント欄にお書きください。
Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください) メールの件名は[pirika]で始めてください。