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Last Update

02-Jan-2013

2004.6.11

今自分の部屋には富士通のデスクトップ機が5台ある。Pentium4, 2GHzのマシンで科学技術計算に使っている。このスペックで10万円を随分割り込んで購入できるのだから驚きだ。科学技術計算用なのでモニターもサウンドボードもDVDもいらないのだけど最初にスタートアップできないと困る。他のマシンから液晶モニターを剥がしてきてセットアップをする。キーボードやマウスが古い端子でUSBでないのはいただけない。順番に付け替えながらスタートする。スタートした時に入れたのが、VNCというソフト。これはVirtual Network ComputingというもともとはATTの研究所かなんかが作ったフリーのソフトで、他のマシンからVNCをインストールしたマシンをネットワーク越しにリモート制御できるソフトだ。

Windowsのマシンにインストールしておくと例えばマックからインターネットエクスプローラーでそのWindowsのIPアドレスに:5800/をつけたものを打ち込むとブラウザーの中にWindowsのディスクトップがあらわれる。通常のメールをみたり計算をスタートしたり計算結果をサーバーにコピーしたりと言った作業はネットワーク上のどのコンピュータからでも実行できるようになる。

このソフト、
VNC-3.3.7-x86_win32
をインターネットからダウンロードしてきて各マシンにインストールしておく。これでマシンはEtherNetで繋がれていれば他のマシンから制御できるのでモニターやキーボードをつけておく必要は無い。フリーウエアーであるので市販されている同機能のソフト(IBMから売られているDeskTop On Callとかどこだっけな、Timbuktu)とくらべると動作は遅いとされている。しかしまー科学技術計算のスタートボタンを押したら何かするわけではないので多少遅くても問題はない。マックとWindowsでキーボードの微妙な差があるので部屋で一番遅くて使っていないWindowsのノートPcをこの5台の制御用に使っている。一つだけ問題がある。このソフトはマシンが立ち上がったあとすぐに実行されるのだがWindowsXPでは立ち上がるとまずログインをしなければならない。そこでマシンを停止してしまったり再起動したりするとログインするまでは制御できなくなってしまう。キーボードだけをつけてモニター無しでログインするのは不便である。

それに対してマックはやはり科学技術計算用にXserveを5台入れている。これはラックマウントコンピュータでモニターはついていない。ラックには液晶モニターとキーボードが付いているけどケーブルの形状があわないのでマックは接続していない。最初はこのマックにもVNCのソフトを入れようかとも思ったのだけど、LinuxやWindowsのVNCと比べるとマックのVNCはちょっと出来が悪い。それに当時はマックのJAVAは2世代くらい時代遅れだったし。そこでApple Remote Desktop(ARD)というソフトを購入した。これも基本的にはVNCと同じくJAVAを使ってネットワーク越しにマックをリモートコントロールする。もともとは教育機関向けに先生が生徒のマックにソフトをインストールしたり使い方を教育したりするように作られたらしい。アップルの純正ソフトなのでアップルのキーボードのコマンドキーとか特殊なキーにも対応しているし、動作もVNCより若干早いと思う。何よりいいのはリスタートなどをしてもログインの所から制御できる事だ。必要な事がモニター、キーボード、マウス無しにネットワークだけでできるのはずいぶん助かる。

値段は無制限版だと5万円以上するがコントロールするマシンが多いなら使って損のないソフトだと思う。