HSPiPとHSPiPプラス

2026.8.20

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Pirika ツール群 > HSPiPプラス > HSPiPとプラスの違い

HSPiPプラス

HSPiPプラスには、2025年HSPiP ver.6.2を作った際に、私(pirika.com 社CEO, 山本博志)が準備したが、Abbott教授の拒否権で搭載されなかった機能を搭載している。
2026.8.6最初のバージョンがリリースされた。

ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)

ハンセン先生とは2008年以来、一緒に研究を行っている。写真は2009年から始まったHSPiPの開発者会議の1コマだ。

山本が手にしているのは、ハンセン先生の著書だ。
Hansen Solubility Parameters, A User’s Handbook
この著書の第10章で「Determination of Hansen Solubility Parameter Values for Carbon Dioxide」で炭酸ガスのHSPを求めている。
HSPというのは溶解度パラメータ(SP値)を3次元、分散項、分極項、水素結合項に分割したものだ。3次元ベクトルの大きさと方向を加味して溶解性を評価する。

ある物質のHSPを決める時には、HSPが既知の溶媒を使って溶解性試験を行う。この場合はHSPが既知の溶媒にどれだけ炭酸ガスが溶けたかのデータを準備する。

そして、良溶媒のScoreを1に、貧溶媒のScoreを0に設定する。どこまでを良溶媒と呼ぶかは研究者次第になる。準備ができたらHSPiPを使ってSphereの探索を行う。Classic Hansen法と私の作ったGA法で評価基準は異なる。簡単に言えば誤認識が少ないハンセンの溶解球(緑のメッシュの球)の中心の位置と最小の半径をソフトが求める。先生の著書ではCO2のHSPは[dD. dP, dH]=[15.6, 5.2, 5.8]相互作用半径4.0と決定されている。
従来のHSPの考え方では、まずPFOsのHSPを得る必要がある。そのベクトルがハンセンの溶解球の内側に入っていたら、研究者が”良溶媒”と定義たのと同じくらいPFOsは良溶媒と呼ぶことができる。定性的な言い方になる。
HSPiPのver.3.1からdHはプロトン・ドナー/アクセプターに分割して考えることも可能になった。その場合には4次元になるので、球ではなく式の内側、外側になる。

Hiroshiの拡張

2017年にHSP50周年記念講演会があった。そこで私はキーノートスピーチを2つ行った。一つはdDの分割で、もう一つは水素結合の拡張だ。

詳しいことはキーノート・スピーチとPreprintを読んでほしい。

悪いニュースは全部で33種類の距離の式があることだ。HSP距離の33式の詳細に関してはこちらを参照して欲しい。

さらに、残念なことに、どの式が現象を一番良く表しているかは、やってみないとわからない。

良いニュースは、Pirika24Pro4MIのツール群を使えばデータ作成からデータ解析、図表処理まで1Stopで行えることだ。

2025年山本法酸塩基分割法(yHAcid, yHBase)

それまで使われていたAbrahamのブレンステッド酸塩基から定義されたδHD, δHAを改良したyHAcid, yHBaseを開発した。しかしHSPiPには搭載されなかった。
このyHAcid, yHBaseはHSPiPに搭載し、Sphere探索(Single, Double, Data)に適用することができる。


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