2022.9.13改訂(2009.8.13)
HSPiPの購入をお考えの方は業務案内をご覧ください。
関西大学、山本秀樹教授がハンセン溶解度パラメータの推算法を自称している件について。
関西大学の山本秀樹教授は、例えば次の
生体関連材料におけるHansen Solubility Parameter(HSP)の推算と応用
資料の中で、JKU-HSP法を用いてアミノ酸のHSPを推算した、と記載しています。
このような、自称-ハンセンの溶解度パラメータ推算法とか自称-アミノ酸のハンセンの溶解度パラメータを許していいのかどうか、一緒に考えてください。
自分の都合の良い結果を出せるように推算式を調整して、HSPiPユーザーの出した論文や特許を回避する事ができてしまいます。
アバターを用いたビデオ・チュートリアルの作成
アバターを使ったビデオ・チュートリアルをYouTubeで配信しています。
YouTubeハンドルネーム @yamahiro-pirika です。
アバターとボイスチェンジャーを使えば、いろいろなことができます。
出来上がったものを公開しています。
次にどの例題を動画にするか投票(一人2つまで)してください。
10件ぐらい集まったら作成しようと思います。
その他を選んだ場合は、送信まで行ってください。
No.1 HSPとパルスNMR2
No.2 ポリスチレンの溶解性をHSPiPで解析
No.3 大きな分子を分割して部分ごとのハンセンの溶解度パラメータを見る
No.4 ハンセンの溶解度パラメータ(HSP)を使った、AI-SOMリエの開発

pirikaのブログにコメントを書いてくださる方は年に1名いるかいないか。
何も残らない投票の場合は、ポチしてくれる人が多いので、どのページを優先していくか判断がつきやすいです。ぜひ投票してください。
HSPを用いたMI(Materials Informatics)用識別子の作成
最近(2021.10.16)、HSPiPのCLI(コマンドラインインターフェイス)ライセンスの販売が急速に増えています。「PubChemQC(PubChemの化合物を量子化学計算したDB)にある化合物を、CLIを使って全部計算したら30分ぐらいで全部終わった」などユーザーからのフィードバックも増えてきています。
識別子に使うだけであるのなら、HSPiPの中では扱いきれていない、HSPをdDvdw, dDfg, dP, dHacid, dHbaseに分割した5次元HSPやDN(ドナー・ナンバー)、AN(アクセプター・ナンバー)まで加味した7次元HSPもとても優れた識別子になります。
ウイルスのワクチンではないですが、いきなりHSPiPの中身を切り替えることはできないので、治験者に新しいパラメータを試してもらうことを始めました。HSPiPを大量に購入してくださっている方か、CLIライセンスを購入してくださっている方から選別させていただいています。
HSPを利用した記事募集中
塗料と溶解度パラメーターとか、ヴァイオリンのニス塗装に関するHSP的考察とか面白い研究をされている方は大勢おられます。
HSPiPの開発者のページです。
ハンセン溶解度パラメータ(HSP)に関しては、様々な書籍や、論文・特許などが出ています。
優れたユーザーは大勢いるという事です。
でもHSPの距離の式が間違っていたり、Van KrevelenやHoyの3次元SPの原子団寄与法パラメータと混同していたりもします。
また、ほとんどの情報源は2007年に刊行されたHansen Solubility Parameters A User’s Handbook 2nd Editionという14年も前のHansen先生の著書をベースにしています。
その本の内容とHSPiPに搭載されているものは全く別物です。
私は、2008年から、ハンセン先生、Abbott先生とHSPを取り扱うソフトHSPiPを開発してきました。 (2020年までは民間企業に勤務していたので、表にはあまり出ませんでしたが。)
Hansen先生は、もうコーディングはされないので、実質の開発者はAbbott先生と私の二人だけです。
HSPiPソフトウエアーの物性推算機能開発、データベースなどは私が一切を管理しています。
中身を知っている者からすると、よく書籍や論文でこんなこと書けるよなーというものに出会ったりします。
許可も得ずに、マニュアルや書籍の中身を転載したり、講習会などに使う違法行為も散見されます。
違法行為(ライセンスの使い回し、著作物のコピーなども)を見かけた場合にはご一報をください。
中身を熟知している者がだけが可能な、開発段階のマニアックな機能提供、ユーザー独自機能開発なども、私の退職を機にスタートしています。
HSP公式ソフトウエアー,HSPiP
HSPiP(Hansen Solubility Parameters in Practice)

HSPを効率的に扱えるように、(ハンセン先生と)アボット先生と山本(私)がHSPiPというWindows用のソフトウエアー、データベース、電子書籍の統合パッケージを開発しました。
これを使うと溶解性に関する様々な疑問に答えてくれます。さらに、Y-MBという分子を自動的に分割し、様々な物性を推算する機能が山本(私)により付け加えられました。
これは記名式ライセンスで、購入時に登録された方のみが利用できます。
最近、ライセンスの使い回しが発覚することがとても増えています。
『ライセンスの使い回しは犯罪です。』 会社の名誉を著しく毀損します。
HSPiPの購入方法
購入をお考えならよくお読みください。
HSPiPの解析例
自分のやりたい事に近いものが無いか調べてみてください。
HSP利用分野

Agfa-LabsのF. Ruttens氏が2012年に調べてくださったものです。
現在は、1000を優に超えています。
HSPの実測
HSPを実測するには、HSPが既知の溶媒20種類程度で溶解試験を行う必要があります。High-Throughputで溶解試験を行なってくれる機関の情報です。
オランダ、アムステルダムのVan Loon Chemical Innovations (VLCI)

ベルギー、Mortsel(アントワープ)のAgfa-Labs
東レリサーチセンター
High-Throughputではないかもしれませんが、東レリサーチセンターでも実測を受け付けてくださっているようです。
東レリサーチセンターのHSPに関する資料
日本でHigh-Throughput実測を立ち上げたい、VLCI, Agfa-Labsの装置を見学をしたいなどのご要望がありましたら、山本までご連絡をください。
HSP関連書籍
1967年に出版された,ハンセン先生の博士論文が,hansen-solubility.comからダウンロードできます。
image | Book |
---|---|
![]() | Doctoral Dissertation: The Three Dimensional Solubility Parameter and Solvent Diffusion Coefficient, Their Importance in Surface Coating Formulation,Danish Technical Press, Copenhagen, 1967. |
![]() | Hansen Solubility Parameters: A User’s Handbook CRC Press, Inc., Boca Raton FL, 1999. 208 pages. ISBN: 0-8493-1525-5. Second edition (shown) 2007. 544 pages. ISBN: 9780849372483 |
![]() | eBook: Steven Abbott, Charles M. Hansen and Hiroshi Yamamoto, Hansen Solubility Parameters in Practice – Complete with software, data, and examples, 1st ed. 2008, 2nd ed. 2009, 3rd ed. 2010, 4th ed. 2013, 5th ed. 2015. ISBN: 9780955122026. |
HSP開発チーム

Dr. Hansen (left), Prof. Abbott (center), Dr. Yamamoto(right)
開発を行っているのは、この3人だけです。
毎年1回イギリスのAbbott先生のお宅に集まって開発者会議を行っています。
HSP 50周年記念事業
HSPは2017年、50周年になり、イギリスのYorkで50周年記念講演会が開かれます。山本は基調講演を2つ受け持ち、次世代HSP2 の話をします。HSP2 のというのは、Hansen-Hiroshi-Steven Solubility Parameters for Predisction (HHSSPP)で HSP2 です。
予稿集の日本語版を公開しているので興味のある方はどうぞご覧下さい。
- Preprint-Part 1:Dividing the dispersion term (δD) and new HSP distance 日本語版
- Preprint-Part2: δNet parameter which hid for 50 years 日本語版
- Preprint-Part3: Donor/Acceptor interaction 日本語版
- 山本キーノートスピーチ1(英語版)
- 山本キーノートスピーチ2(英語版)
新しいパラメータも増え、使い方も大きく変わります。現在、βテスターに使って頂いて問題点の洗い出しの最中です。将来、HSPiPに搭載される予定ですのでお楽しみに。
特許に見るHSP
日本の特許で溶解度パラメータに関するものをまとめてみました。 古いものなので、また再開しようと思います。
ユーチューブ
溶解に関するもので見つけたら、ご連絡ください。
内容については注意深く作業を行っていますが、内容の間違い等による、いかなる損害に対しても、pirikaは一切の責任は負いません。自己責任でご利用ください。
Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください)
メールの件名は[pirika]で始めてください。