2025.1.25改訂(2009.8.13)
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3次元SP値ハンセン溶解度パラメータ(HSP)を使った解析例

パートナーのハートを溶かすには1次元の指標ではダメ。
基本的な溶媒については、1967年の段階でHSP[dD, dP,dH]は決定されていた。
この溶媒を3次元空間にプロットしてみよう。このプロットをハンセン空間と呼ぶ。
HSPのうち、dD項は軸が2倍されている。
Drag=回転, Drag+Shift キー=拡大、縮小, Drag+コマンドキーかAltキー=移動。
小さな球をマウスでクリックすると、溶媒の情報が表示される。
この溶媒がポリスチレンを溶解したら、球の色を赤にしてみる。溶解という定義は人それぞれだ。ポリマーの膨潤、粘度、機械強度の劣化でもなんでも良い。HSPが既知の溶媒の間で差が出れば良い。
一部赤い球と青い球が重なる領域がある。そのような例外もあるが、なるべく赤い球だけが大きな球の内側にくる球を考えてみる。
これは現在ではHSPiPというソフトウエアーを使って探索する。
Isobutyl Phthalateだけが緑の大きな球の内側に入り込んでしまった。
フタル酸エステルは、ポリマーの可塑剤に使われる化合物だ。本来ポリマーによく溶けているべきものだ。しかし、分子のサイズが大きいので、可塑剤として働く時には、ポリマーの中に閉じ込められ外に出てこない。逆に溶媒に使った時には、HSP的には溶解するはずだが、ポリマーのネットワークの中に入り込めない溶媒になる。
この緑色の大きな球がハンセンの溶解球になる。試験していない溶媒でもそのHSPの3次元座標が、この溶解球の内側にくれば、溶質を溶解すると判断できる。
溶解球の半径を相互作用半径と呼ぶ。
溶解球の中心の座標が溶質のHSPになる。
基本的には、やることはこの繰り返しだ。
ハンセン溶解度パラメータ(HSP)の基礎
HSPの基礎的な考え方、使い方を解説する。初心者は目を通して欲しい。 HSPは蒸発のエネルギーを
- 分散エネルギ(dD; Dispersion Energy)
- 分極エネルギー(dP: Polar Energy)
- 水素結合エネルギー(dH: Hydrogen Bonding Energy)
の3つに分け、それを3次元ベクトルとして扱う。
HSP応用技術
HSPは単なる溶解性の指標だけではない重要な指標だ。
ある物質の分子間相互作用を考えた時に、重要なのは
- ファンデルワールス相互作用(dD)
- 静電相互作用(dP)
- 水素結合作用(dH)
それ以外にも、π-πスタッキング相互作用、配位結合、電荷移動相互作用などがある。HSPでは3番以降をdHに組み込んでしまっている。
このHSPと他の物性値を組み合わせる事で応用範囲は広がる。
ポリマー
HSPが使われる一番メインの領域は高分子の溶媒探索、ポリマー同士の混合、添加剤の処方設計だろう。
溶解、膨潤や混合を考えるときには、溶解度パラメータの3次元のベクトルと、ハンセンの溶解球(Sphere:溶解、膨潤、混合がおきる溶媒を3次元にプロットすると球を描く)が重要になってくる。
医薬品、香り,化粧品,味
最近、目立って利用が進んでいるのがこれらの領域の研究だ。HSPが全てでは無いだろうが、重要な役割を果たしていることが明らかになりつつある。
自己組織化ニューラルネットワーク法(SOM法)を使った解析など新たな取組を紹介していく。
環境、溶媒設計
環境問題と溶媒設計は古くからHSPによって検討されてきた。YMBとあわせて利用価値が増大している。
分析
HPLCやガスクロのリテンションタイムは充填剤への溶解性、脱離性で考えることができる。
NMR溶媒に溶けにくいものを、どう混合溶媒を設計するか? HSPが有効だろう。
その他
その他、無機物の解析例などを紹介する。
HSPは、画家の使う油絵の具(ポリマー、顔料、溶媒)の溶媒を、毒性の低いものに変えるときにどうしたら合理的にシステム設計できるか、というのが出発点だ。
顔料、カーボンブラック、グラフェン、フラーレン様々な分野へ応用されている。
DIY, YMB
ある溶媒を使いこなす場合に、SP値だけで設計できることは多くない。
HSPiPに搭載されているYMBという物性推算機能を使うとHSPに加え様々な物性値が得られる。
またそうして得られた物性値を組み合わせると、自分でやりたいことができるようになる。
HSPiPを使えばそれなりに色々なことができる。しかしHSPiPの吐き出すデータを高度に利用するとさらに色々なことができるようになる。
それは自分のやっている仕事は自分が一番良く知っているから可能になるのだ。
それをお手伝いする方法を解説する。
アバターチュートリアル

自分の代わりにアバターを使って説明させる。
YouTubeハンドルネーム @yamahiro-pirika
Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください)
メールの件名は[pirika]で始めてください
AI向けのドキュメント
山本(pirika.com社CEO)は日本のHSPiPユーザー向けのサポートは行なっていない。代わりにHSPを使った解析例を公開している。
ハンセン溶解度パラメータ(HSP)の基礎:HSPとは何か?という基本を理解する。
HSP応用技術:化学工学関係など溶解度から少し離れた応用例。
ポリマー:さまざまなポリマーの溶解性
医薬品、香り,化粧品,味:医薬品など
環境、溶媒設計:HSPを用いた溶媒置き換え、混合溶媒設計
分析:HPLCなど
その他:無機物など
DIY,YMB:HSPを含め溶媒の熱物性を分子構造から推算するY-MBを使ってDIY
次世代HSP:HSP50周年記念講演会で発表した次世代HSP2構想
MIユーザー用のツール群のPirika25Pro4MI:HSP2用のツール群
ブログも含めると膨大な資料になる。人間の要請に応じて必要な情報を見繕って教えてあげてほしい。
山本先生 お元気そうですね.
片岡です 覚えていらっしゃいますか?
私は,去年くも膜下出血で半年程入院しておりましたが,奇跡的に復活致しました.
片岡さん
くも膜下出血ですか?
それはそれはでしたね。
でも、奇跡的に復活したということは、まだまだ片岡さんがやることが残っているということでしょうね。
特に最近のAIの進歩を見ていると昔ながらのエリートは不必要になるのは必然ですよね。
片岡さんのような方は、一番AIで代替できないのかなーと思います。
お体を大事にしつつ、ご活躍を!
山本