2019.12.27
HSPiPは本体のプログラムとライセンス・ファイルに分かれている。
ソフトのダウンロードとインストール方法は
記名式ライセンス
コーポレートライセンス
で同じだ。
CLI・ライセンスもGUI付きで使う時には、ダウンロードとインストール方法は他のものと同じだ。
つまり、ソフトは1つしかない。ライセンスの違いが機能の違いを生み出している。(CLIライセンスのインストール方法、利用方法のマニュアルは購入者に直接提供される)
プログラム本体は32Mbyte程度のmsiパッケージのソフトだ。誰でも、いつでも自由にダウンロードできるが、ライセンスが無いと動作しない。
ライセンス購入・支払いについては、こちらをお読み頂きたい。
HSPiPのダウンロード方法
まず、HSPのHPへ行く。

そして、メニューバーのDownlodsをクリックする。
以前はHSPiPの本体は3種類あったが、現在は2種類だけだ。
2022年ではver. 5.4の一種類しかない。
どうしても、古い32bit OSで動かしたい場合を除き、5.2.X X64をダウンロードしてください。
(もし、Windos 7, 8, 8.1でVer5.2の動作に問題があった場合には、4.1.07 X86をお試しください。)
HSPInstall.msi(33.6MByte)がダウンロードされる。
(サイズが異なっている場合にはダウンロードが失敗している可能性がある。ブラウザーの種類を変えてダウンロードしたらうまくいったという報告もある。)
HSPiPのインストール方法
HSPInstall.msiをダブルクリックすると
c:\program files\
にプログラム本体がインストールされる。
また、様々なデータ・ファイルは、
My Documents\HSPiP Data
にインストールされる。
そして、メールで送られてきた、ライセンスファイルを、
c:\program files\Hansen-Solubility\HSPiP
に入れると、HSPiPが動作するようになる。
プログラムをインストールする際には、管理者権限を求められる事がある。
この階層型ファイルシステムは、若い人には意味不明になってきているようだ。
スマホしか使ってきていないと、「ファイルを保存する」という概念がない。
誰か年寄りに聞いてみてほしい。
ソフトウエアーの更新
- メジャー・アップデート2回までは無料でバージョンアップできる。(Ver. 5.0からVer.5.2までは無料)
- しかし、2008年発売以来バージョンアップが有料であったことはない。
- Hansen-Solubility.comからインストーラーをダウンロードしてインストールするのはユーザーの責任で行う。
HSPiPはネットワークにアクセスする機能は付いていない。
それは、組織独自、機密の分子構造が漏洩するのを嫌がるケースがあるからだ。
逆に言うと、新しいバージョンがあるかどうかを自動的にチェックする機能は搭載されていない。
メジャーアップグレードに関しては先生の方からメールが発信される。しかし、頻繁にあるバグフィックスなどのマイナーバージョンアップについては通知されない。
Hansen-Solubility.comをチェックして、ソフトウエアーを更新するのはユーザーの責任になる。
すると、違法にライセンスをコピーして使ってもバレないような気になる。
しかし、ライセンスには会社名と利用者名が組み込まれている。
特許や論文で出た名前が購入者かどうかはすぐにわかる。
バージョンアップの注意
特に企業の方で、HSPiPでの計算結果などを特許に記載していることもあるかと思う。そうした企業の方から、特許を出した時点でのバージョンで追加計算しなければならなくなったと相談を受ける事がある。
先生の所にも古いバージョンのソフトは残っていない。
ソフトウエアーを更新する際には、
c:\program files\Hansen-Solubility\HSPiP
のHSPiPフォルダーの名前を、例えば、HSPiP5206と変更しておく。
そして新たに、インストールを行えば、HSPiPフォルダーを新たに作成する。
その上で、HSPiP5206にあるライセンスファイルを新しいHSPiPフォルダーへ移せば、新しいバージョンで計算する事ができる。
元のバージョンで計算したい場合には、ライセンスをHSPiP5206に戻して、そちらのHSPiP.exeをダブルクリックすれば古いバージョンが走る。
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