2026.4.6
pirika.comで化学
>チャピエモン-3rd Pirika Origin (CPO)
> ハンセン溶解度パラメータ (HSP)
> 化学全般
> 情報化学 >物性化学 >高分子化学 >化学工学 >その他の化学 >昔のもの
>Pirika ツール群
ブログ
業務案内
お問い合わせ
高分子化学 > ポリマー系マテリアル > バリアフィルム > Qe値を決定し直しTgを予測
ラジカル共重合、(重合シミュレーションの例)
Qe値をPoseidon用にチューニング
会社であれば、仕込み濃度などを変化させてラジカル・ポリマーを重合することは多いだろう。目的によっては、再沈してポリマー中にどれだけモノマーが導入されたかNMRや元素分析で調べるだろう。
その結果をPOSEIDONに合うようにQe値を決めていくと、自社のシステムに最適化されたPOSEIDONに進化していく。
POSEIDONとは POlymer SEquence IDentified ON Mac、でMac上でポリマー中のモノマー・シーケンスを決定する用の自作(pirika.com製)のソフトだ。尾川さんが名付けてくれた。今なら、On the Netか。
ある特殊なモノマーをコンビナトリアルに重合した例がある。相手方のモノマーのQe値を文献値を使うとポリマー中に導入されたAのモノマー量は大きくばらつく。
Poseidonに最適化されたQe値を使えば、ポリマーへの導入量は良好に再現できるようになる。

このように決定し直すとポリマーに導入されるモノマーの割合を多元系も含め精度良く推算する事ができるようになる。精度の高いQe値が欲しいのではない。シミュレーションに最適化したQe値が欲しい。
それができると、さまざまな共重合体のTgも予測が可能になる。

精度が高い物性(Tg, 屈折率)の予測値を得るためのシーケンス解析の精度を高めるQe値が必要になる。このQe値は自社で育てたPOSEIDONで動かすから意味のある値で、論文とかで発表しても意味がない。
その際に、道入量だけではなく、A-A, A-B, B-Bのダイアッドの量が計算値として得られる。これは、ポリマーの物性推算には重要な役割を果たす。

このダイアッド情報をもとに、Tg点を予測する。

Tgもとても良好に予測できるようになる。
ポリマーの屈折率もシーケンスに依存する。

3元系のポリマーの場合、ダイアッドの数も増える。同じ量ポリマー中に入ってもシーケンスが変われば物性値も変わる。シーケンスまで加味して仕込み組成を設計すれば少ないトライアルで所定の屈折率を持つポリマーを作成できる。
自社独自のシステムで、TgとRIをピンポイントで欲しいところに合わせたいなら、POSEIDONを用いて、初期仕込みと重合度を最適化させてから実際に実験を行えば、数点の実験で欲しいポリマーが得られる。
これがMIを使って生産性を10倍向上させるということだ。人海戦術で絨毯爆撃している場合ではない
Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください)
メールの件名は[pirika]で始めてください。