24時間戦いたいですか?

会社がpirika.comでの副業を認める。24時間好きなだけアクセスして技術を自分のものにする。Webページの裏のデータやプログラムにアクセスしての話だが。

私が1985-2020年の間で何をしてきたか発表する機会があった。
最初の5年ぐらいは”24時間戦えますか?リゲイン”の世界だった。

好きなだけ徹夜できたし、休日出勤もした。残業代がフルに出るわけではない。
仕事を吸収したい、キャリアを積みたかったらやるしか無い。
それに、ある意味ゆるい。徹夜が続いていれば、9to5で寝ていても許してももらえた。

今の若い人はかわいそうだ。
管理する側も、もっとやれとも言えない。9to5できちんとやって、さっさと帰るように指導しなくてはならない。

そんなんで中国にかなうと思っているのだろうか?

日本のエコノミック・アニマルを止めるために、アメリカが突きつけたのが「働き方改革」だ。それができないならアメリカやヨーロッパに輸出はならん。
それを、アホにも大学にまで適用してしまった。

日本人はもともと、だらだら、でれでれ働くのが好きだ。昼間農作業をして、夜中は囲炉裏端でわらじを編むような。
獲物を捉えたら腹が減るまで働かない狩猟民族とは違う。

そうした日本人に9to5で働くことを強制すれば、だらだら、でれでれでインテンシブに仕事をできない。= 日本は潰れる。

まー、うまいとことに目をつけたものだ。
目的は達成できた。

私との打ち合わせの前に、私のHPを読んで勉強しておいてね。これを勤務時間外にやることを求めると残業をさせることになるらしい。でも勤務時間内には他にやるべきブルシット・ジョブがたんまりある。
ゴルフの練習場に通うのは駄目!本番のゴルフ場で試合(OJT)を通じてうまくなりなさい!と強制されているように見える。誰のプレイを参考にすれば良いのかすら与えられない。

そして、5時に帰ってウーバーイーツで働くなら、pirika.comで副業の形にしたほうがまだ本人に残るものがある。

アメリカがトランプ時代になったら、西欧式働き方改革なんてくそくらえに変えたらどうだろう。日本式の働きがい改革を考える。

1999年にpirikaのHPを開設した頃から、化学とコンピュータは私の趣味なので「働き方改革」には違反してません。そんなこと25年間やってきた成れの果てが今だ。

まー、これは大企業の化学系研究開発に務める人向けの話だ。
ものづくりニッポンが見る影もない現状を打破するためのものだ。

中国系の会社からコンタクトがあり、温め始めているアイデアだ。

まー、考えてみれば日本の化学系の大手の経営陣は私よりも若い人が多くなっている。そして会社の言いなりになって働き方改革をした人たちだろう。
自社の若手研究員に自分と違う生き方をしなさいとは言わないだろうな。

私の言葉は中国の人の方へよく刺さるらしい。