AI翻訳ができて一番損したのは誰?

もうAI翻訳なしには仕事にならない。
ざっくりと意味を捕まえるには最高だ。
多分日本人の研究者も使っていない人はいないだろう。

最近はパワポのイメージを張り込んだ画像中の言葉まで翻訳してくれる。
英語が得意でない日本人には願ったりの機能だ。

しばらく前から、一つの実験をしていた。
日本語のパワポのビラ(Imageで)を貼り付けて日本語の説明のページを意図的に増やした。わざと外国から読みにくいように。
それで、半年ぐらい運用して、突如英語に翻訳したページを作りアクセスが増えるか実験した。

対象のページは次世代HSP2のページ群だ。

結果アクセス数は全く増えなかった。
もう既にブラウザー翻訳で、日本語で出した瞬間に見る人は世界中で見るという事だ。

これまで日本の研究者は重要な論文は頑張って英語で書いてきたのだと思う。
でもその何百倍も日本語でしか書かなかった論文があった。
私は、そうした論文を発掘して次世代HSP2で解析しなおしてページに載せている。

日本人が古い研究でノーベル賞をいただいている。
その頃の研究は今見てもすごい。

それを日本人だけでなく世界中の研究者が目にして、解析し直して自分のものにしていく。AI翻訳で一番損していくのは日本だろうな。言語の壁で守られていたものが丸裸になった。

しかもそれに気がついていない。

今年のスタンフォード大学のAI活用ランキングでは日本は去年の5位から9位へ後退している。日本のDXはほぼ全て失敗と評価されている。

Top10%論文引用数でも13位と落ち目だ。
まだ、素材では強いからとか言って、本質に目をつぶっている。
まー、一度行くところまで落ちないとわからないんだろうね。現状を見てのんびりできる神経がわからない。

個人的にはフェニックス計画発動中だ。デジタル焼け野原から復興するするときに必要になるリソースを溜め込んでおこう。賛同者は、いないだろうな。。。
昨日、筒井康隆の「敵」という映画を見た。
引退した研究者が狙い目か。

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