TRPチャネル活性化物質は妖精さんが計算してくれた

会社で働かないおじさんを妖精さんと呼ぶとかあった。妖精さんと呼ばれる前に定年退職できてよかった(もしかしたら呼ばれていたのを気がつかなかっただけかもしれないが)。

前回書いた健忘症のブログは、過去最高のアクセス数を誇った。
健忘症進むのは不幸せか? 同じようなブログがあってもお許しください。

健忘症の進行を抑えるために、AI /ML/MI解析用のツールを開発したり、そのツールを使って特許を解析したりしている。

その結果は忘備録としてブログに載せておく。

今日、ハードディスクにある資生堂の特許(JPA 2021195308)が目についた。
油中油型化粧料の特許で、温度感覚受容体チャネルを活性化する TRPチャネル活性化物質を含んでいる事で、口紅をつけた時の清涼感をクレームしている。

私は辛いものが大好きだ。
そこで、特許に記載のTRPチャネル活性化物質をリスト化していた。

そこまでは覚えている。
ところが今見ると、Y-MBで計算が済んでいるし、ハンセン空間にプロットするプログラムが出来上がっていて、pirikaのサーバーにもアップロードしてある。

HSPを3次元ベクトルと考えて、Hansen空間にプロットすると上のようになる。マウスでドラッグすると回転、shiftキーとドラッグで拡大・縮小、Optionキーとドラッグで平行移動する事ができる。青い球は、一般溶媒を示している。青い球をクリックすると溶媒の名前が表示される。

赤い球はTRPチャネル活性化物質の薬を示している。

これが、サーバーに載っていると言うことは、ブログか固定ページでこれらの化合物について何か書いたのだろう。

ところが、どこを探しても見つからない。タイトルは適当につけるから見つけられないだけか?(誰か見つけたら教えてください。また同じような内容でブログを書いてしまうのではないかという恐怖が襲う。)

日付は5月29日になっている。
今日6月8日で11日で完全に記憶が飛ぶ?

流石にあり得ないよなー。
夜中に妖精さんがきて、朝までに仕事をして行ってくれたに違いない。

このプロットから、TRPチャネル活性化物質は構造が異なっても、HSPはとてもよく似ている5-6個があるということがわかる。TRPチャネル活性化物質を受け入れるレセプターのHSPはこのぐらいの値だろう。
妖精さんはそんな事が言いたくてサーバーに載せてくれたに違いない。

ついでに、SOM用のデータまで作ってくれている。
SOMというのは自己組織化マップの事で、化合物の多次元ベクトルを2次元にマッピングする技術だ。実際にやってみよう。

上のパネルでReadボタンをクリックした後、スタートボタンを押してみよう。
通常の溶媒とTRPチャネル活性化物質のハンセンの溶解度パラメータ+ED,EA,Mvolの多次元ベクトルが似たベクトルが似た位置にプロットされる。
動きが少なくなってきたらStopボタンを押す。
そして、ラジオボタンをLabelに切り替えるとHと表示されるTRPチャネル活性化物質は2次元のある部分に集まっている事がわかる。

ある化合物がTRPチャネル活性化物質であるかどうか知りたければ、その化合物のベクトルを入れてSOMを描き、Hとの相対位置を見れば判断がつく。

ハンセン空間は3次元までしか表現できないが、SOMは次元数にはもっと多くても大丈夫だ。溶解度パラメータに加えED(Electron Donor)やEA(Electron Aceptor)が重要な役割果たすよ、という時に威力を発揮する。

このSOMのデータは妖精さんが作ってくれていたが、サーバに載せたのは僕だ。
もし、TRPチャネル活性化物質のSOMに関するブログがこの後アップロードされたら、それは僕が書いたのではなく、妖精さんが書いたものだ。

Pirika.comに居着いている妖精さんは、とても役に立つ働き者の妖精さんだ。

ちなみに、辛味やTRPに関する記事は、これまでにこんなものを書いている。

辛みとハンセン溶解度パラメータ(HSP)

ノーベル化学賞とハンセン溶解度パラメータ。

ハンセン溶解度パラメータ(HSP)と蚊

唐辛子を使った料理は

この頃はまだ妖精さんがいなかったのか、やったことはよく覚えている。。。。

この妖精が誰かはだいたい見当がついている。
5/29に蛹になって眠っているふりをしているあいつだ。今日、明日にも羽化するだろう。

一生懸命観察してお世話したものなー。


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