臨界体積(Vc)の推算

2022.9.16改訂(2011.6.15)

物性化学トップページ

Pirikaで提供するプログラム

HTML5制限バージョン(統合化バージョン 2011.6.13)
(Pass Codeがない場合、重原子は8つまで。S, F, Clは使えない)

分子の描き方はこちらを参照してください。

iPhone/ipod Touchをお使いの方はこちらのプログラムを試して頂きたい。(マウスではタッチイベントが発生しないので分子が描けない)

その他のバージョン

最新の推算方法は、HSPiPに搭載されました。

沸騰の科学についてまとめました。こちらから参照してください。臨界温度の理解に奴に立つと思います。

臨界温度( Tc ), 臨界圧力 ( Pc ), 臨界体積 ( Vc ) は純物質の物性定数の中で非常に広範に用いられる物性値である。これらの臨界定数は化学工学の分野でも非常に重要だ。
なぜなら多くの熱物性値は沸点と臨界定数から対応状態原理を使って推算できるからだ。

臨界体積や臨界密度(分子量/臨界体積)の実験値はTcやPcほどは無い。
いくつかのデータ集では実験値ではなく推算値の値を収録している。
この物性値は構造にそんなに敏感ではない。

しかし,この値を用いて液体密度の推算を行おうとした場合には,実験値なのか推算値なのかは大事だ。Pirikaのニューラルネットワーク法は,分子軌道計算で最適化した分子構造の分子体積から補正係数を導き出すやり方を使っている。

また、分子屈折RDの値がVcと相関があることが知られている。詳しいことはこちらのページを参照(2013.8.16)

臨界体積推算式

臨界体積の推算は各原子団に加算因子を割り振り、臨界体積を推算する。その中でもJobackのものが一般的(Wiki Pedia)だろう。次式で臨界体積を推算する。

Vc = 17.5+ΣΔVc

加算因子(Vcは一番右のもの)

加算因子

データベースとして非常に定評のあるDipper801を調べてみると、1319化合物のうち、臨界体積が実験値のものは269化合物しか無い。

加算因子

実験値が殆ど無いのであまり意味があるとは思えない。

沸騰の科学についてまとめました。こちらから参照してください。そこにも書いたが、臨界体積は室温での分子体積の3倍という法則がある。

臨界体積の推算2022

pirikaの臨界堆積推算

物性化学トップページ


Copyright pirika.com since 1999-
Mail: yamahiroXpirika.com (Xを@に置き換えてください)
メールの件名は[pirika]で始めてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です