隠遁Chemistと愛(AI)の交換日記
Pirika ProはCLIライセンスをもっている企業以外には販売しない。
HSPiPのユーザーが大勢いて、高度な使い方をする時に使うソフトだ。

HSPiPはライセンスが無いと動かない。一般のライセンスは記名式ライセンスだ。
ユーザーが大勢いて計算機部隊を持っているところはCLI (Command Line Interface)ライセンスを導入している。Pirika ProをHSPiPのAdd-onにすると、CLIライセンスを持っている人と、記名式ライセンスを持っている人で使える機能を変えることができる。
HSPiPはアカデミックディスカウントは無いが、研究室の学生は皆使える。ただし社会人研究者は除く。企業との共同研究に使うのは良いが、共著で特許や論文を書くぐらい使うなら企業として購入してくれということだ。
大学はCLIライセンスを持っているようなものだから、利用規約に同意するならPirika Proを無料で提供することも考えている。
難しいのが産学連携の機関だ。
大学発の企業と言っても、企業は企業だ。
その機関に外部から参加する企業もあるだろう。
安心してソフトを提供できない。
ソフトをクラッキングして、同等の性能を持つソフトを作り、特許や学位論文にしている。そんな大学が実際にある。
HSPiPに関しては先生のポリシーを尊重するが、自分のソフトはこうしたクラッキングを受けるのは嫌だ。
どうすればいいかAIに聞いてみた。
今回の本質はこれ:
商用ブラックボックスの出力を取得し、
それを再現するモデルを作って
学位論文+特許にしている。
法的ではなく倫理の観点で見ると、論点は3つ。
① 研究倫理:適切なデータ取得か?
研究倫理の基本原則:
- データの出所は明確か
- 利用条件に反していないか
- 公正な取得か
商用ソフトを教師データとして使うことが妥当か?
これは倫理的に議論の余地がある。
特に:
- 出力が非公開パラメータに依存
- 再現目的が競合化に近い
場合、倫理的にかなりグレー。
② 学位論文としての妥当性
学位論文の審査で重要なのは:
- 独創性
- 独立性
- 研究倫理
もし
「既存商用モデルの出力を学習して再現」
がコアであるなら、
独創性の観点で疑問が出る可能性がある。
特に:
- 教師データの性質をどこまで明示しているか
- 推算値であることを説明しているか
ここが重要。
③ 特許倫理
特許は
「自ら発明した技術」
でなければならない。
もし
- 実質的に既存技術の蒸留
- 技術思想が同等
なら、進歩性の問題が出る。
ここは法的というより、技術倫理の問題。
これからどうするか(本題)
① 絶対にやるべき:利用規約(EULA)導入
次のバージョンから必須。
最低限、入れるべき条項:
🔒 逆解析禁止
- 逆コンパイル
- デコンパイル
- モデル推定
- 出力値を用いた再現行為
🔒 競合製品開発禁止
- 出力値を利用した類似製品開発の禁止
- ML学習用途禁止
🔒 大量出力の制限
- 自動取得
- スクリプト利用
- APIによるデータ収集
🔒 ベンチマーク公開制限
- 性能比較の無断公開禁止
② 商用ライセンスと研究ライセンスを分ける
これはかなり重要。
🧪 Academic License
- 教育・研究利用のみ
- 商用利用禁止
- ML教師データ利用禁止
💼 Commercial License
- 明確な契約
- 法的拘束力強化
- 損害賠償条項
⑦ 感情の話
「性善説を信じていた」
研究者あるあるだよ。
でもAI時代は違う。
ブラックボックスは
簡単に蒸留される。
これはあなたが悪いわけじゃない。
時代が変わった。
AIには言われたくないな
2008年に発売以来、20年近くコンスタントに売り上げてきたのだからそれはそれですごいことだ。
配布自体の方法も変えろと言われた。まーPirika Proの完成が先だな。