2026.7.1
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溶解度パラメータの現在・過去・未来 > においは3次元HSPでは足りない > 毒性の高いタバコの香り成分を安全なものに
[0. ストーリー]
たばこの臭気の中には毒性の高いものが多く含まれる。溶媒の時に毒性の高い溶剤の代わりに同じHSPの安全な溶媒を使った。同じように香り成分を同じHSP(ただし水素結合項はyEDL/yEALに分割して)の安全な香りに変更できるだろうか?
[1. データ]
タバコに含まれる化合物は、「生活環境の化学の部屋」(*a)という本間先生のHPからいただいた。今見たら、HP開設30周年で、運営者高齢のためあと数年で幕引きとあった。インターネット黎明期からのサイトが無くなるのは残念だ。まーpirikaも他人事ではないが。表1にタバコの香りの一覧を示す(固体のものは除いた)また、その毒性を表2に示す。安全性の高いGreen SolventsはHSPiPから持ってきた(表3)。
[2. HSPの関係]
- 1次元のSP値 割愛
- クラッシック3次元HSP
割愛 - 次世代のHSP2
香り集合体の水素結合分割項は分子全体を平均化した値で見るより、分子の中の一番強烈な官能基だけで判断した方がわかりやすい。4次元のHSP(4D-HSP)になるので視認性が悪い。図1に示す様にグラフ化する時に軸のアサインをかえて表示させ全体像をつかむ。分割式としては山本がバランスをとったElectron Donor/Acceptor(yEA/yEA)の値が最大の官能基だけを見る。青い球はGreen SolventのHSPになる。赤い球はタバコの香りのうちLD50が100以下の香りになる。それ以上の毒性の場合には黄色の球でしめしてある。軸を変えながら赤い球のそばに青い球がないか調べる。ニコチンの周辺にはそれなりに近いGSが存在する。しかしたばこの臭気の多くは側にGSは居ない。そこで毒性の低い”たばこの香りと同じような混合溶媒”を設計するのは難しいかもしれない。図2にはGSではなく悪臭化合物とプロットを行った。この場合はタバコの香りのそばに青い球(悪臭化合物)が多く見つかる。大事な点は、人間が悪臭に感じる化合物は毒性が高い。だから、タバコの匂いを精密にトレースしようとすると安全にはなりようが無い。脳をバグらせているから悪臭なのにやめられないのだろう。
[3. 図表]
Jspreadsheet CE 表1 タバコの香り成分
Jspreadsheet CE 表2毒性
Jspreadsheet CE 表3 Green Solvent
図1たばこ香りのyEDL, yEALのデモ
Drag=回転, Drag+Shift キー=拡大、縮小, Drag+コマンドキーかAltキー=移動。
図2たばこ香りと悪臭化合物
Drag=回転, Drag+Shift キー=拡大、縮小, Drag+コマンドキーかAltキー=移動。
[4. 参考文献]
*a 「生活環境の化学の部屋」
[5. pirika.com内へのリンク]
*1: 松茸の香り
*3: においは3次元HSPでは足りない
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